
相互理解と敬意
障害者施設や高齢者施設の不祥事のニュースは、日常的に目にします。
一方で、90歳を超える同居の母がお世話になる地域の施設は、全く違う姿を見せてくれています。
清潔で、親身で、健啖家の母を唸らせる食事まで提供してくれる。この「報道と実感の差」が、ずっと胸に引っかかっていました。
母が特に感激しているのは、そこで働くインドネシアの若い職員の方々です。私自身も話をしましたが、日本語も堪能で、何より非常に礼儀正しい。
選挙戦などで語られる「外国人の脅威」とは全く異なる、誠実で朗らかな姿がそこにあります。
しかしながら令和6年の調査では4割以上の事業所が赤字。現場がどれほど誠実でも、経営や制度の数字は極めて厳しい。
一方で、利用者が増え続ける日本で、制度の隙を利用する動きがあるのは悲しい現実です。
私の今の生活は、こうした施設、そして国籍を問わず働く方々の献身によって成り立っています。
だからこそ、私は行政書士として、この現場でお役に立ちたい。
現場の苦悩や、海を越えて来られた方の決意に「相互理解と敬意」を持って向き合い、共に制度の壁を越えていくこと。
その積み重ねが、「思いが、つながる社会へ」の一歩になると信じています。
2026年吉日
行政書士 大塚栄一
